東武電車図鑑300系



運転範囲(〜2020.6/5)

運転範囲(2020.6/6〜)

東武特急の脇役 この車両も1991年に登場した…特急車なんですが、 見た目が1991年に登場したとは思えない感じですし、車内もなんですが、 御多分に漏れず改造車で、1800系からの改造車です。 というわけで1800系についてから書いていきます。 1800系は1969年に、伊勢崎線急行りょうもう専用車として登場しました。 伊勢崎線急行は戦前製の日光線特急のお下がりを使用していましたが、 流石に…というところで 下回りは8000系をベースに…いやほぼ8000系と同一の機器を使用しています。 流石に急行向けにチューンアップはしていますが。 どちらかというと6000系に近いとは思いますけど。 8000系の下回り自体当時で言えばそこそこ高いほうだったので、スピードアップには繋がったそうで、 車内で言えば、 1800系登場当時、別料金を取る急行は6050系のようなボックスシートがメインで、 回転リクライニングシートは特急でも1・2等車(現・グリーン車)に使用される物で、 この1800系の回転シートは、国鉄特急3等車(現・普通車)並みだったそうです。 大宮の鉄道博物館にいる455系や481系など(2021年現在車内立ち入れるかは分かりませんが) 当時の車両を見学できる車両があるので比較できると思います。 1970年代前半位までは特急としても通用したってことですね。 最初は4両で組成されていたそうですが、1979年ごろから6両編成化され、 中間2両は8000系と同じく台車がミンデン式からS型ミンデン式に代わってます。 1987年になって9本目の1819Fが登場しますが、 その4年後の1991年に、 100系投入→1720系玉突&200系改造→200系投入→1800系撤退 という流れになり、 1987年製の1819Fも含めて、1998年までに撤退 1819Fは1998年撤退までりょうもう で走ってたそうですが。 1819Fはまだまだ10年位しか使っていなく、会計上の減価償却期間13年すら経っていないので、 そのまま臨時・波動用に そのうちの一部が今回の300・350系への改造車となります。 コイツが置き換えたはずの5700系が臨時でしぶとく残っていて、 もっと言うと快速用の6050系が、 車内は快速だが、速さは急行ということで快速急行という急行の格下の有料列車に使われているような状況で、 有料列車はグレードアップが必要&6050系の運用がカツカツだったことが要因です。 種車が4本で、 うち2本は、そのまま6両編成の300型 更に2本で、登場当時の4両に戻したのが2本と、 後になって増備された2両を改造した1本合わせて 3本が350型 発電ブレーキや抑速ブレーキを使用できるように制御器・抵抗器回りを改造し、 100系スペーシアのきぬ・けごん の補完列車として、 急行南会津・きりふり・ゆのさと・しもつけ が登場 きりふり は現在でも土休限定の定期列車として残っているので割愛するとして、 ゆのさと は きりふり の鬼怒川線版 しもつけ も2020年春まで残ってましたが、宇都宮線直通 南会津は 会津田島発着の列車で、現在走るリバティ会津の前身とは違いますが、 現在のリバティ会津117号・132号(2021年改正)がそれに近い停車駅で走ってます。 所要時間は、全体的にはそんなに変わりません。 当時の南会津の停車駅で現行のリバティ会津の違いはスカイツリーが通過で新栃木停車 ワールドスクウェアは未開業、龍王峡通過の川治温泉の代わりに川治湯元、 でリバティ会津は下今市〜会津田島の停車駅が急行南会津よりゃ多い&下今市での分割併合あり そもそも↑の区間は車両の性能差で所要時間が変わるほど速度出せないので停車駅の差がそのまま所要時間増に ただ、浅草〜下今市の日光線区間は500系のリバティ会津は100系スペーシアと同じダイヤで走れる分、 300系列の列車より10分は余裕で速く走れる ということで、下今市を差に所要時間の差が違うからそういう現象が発生してます。 で、1999年以降300系列の運用が減り続けていて、 2006年の特急格上げダイヤ改正で、 300型は浅草発春日部・南栗橋行きの きりふり 350型はきりふり、しもつけ位しか運用が無くなり、 2017年のダイヤ改正で300型が消え、 2020年春に しもつけ 廃止 現在では きりふり で、春日部→浅草と浅草〜東武日光1往復、浅草→新栃木 の4本でかつ土休のみの運転です。 ちなみに、1999年以降 この車両を使う元急行列車が影薄くなったのは国鉄の急行が消えたのと同じような理由だと思います。 2000年前後からは、スペーシア等の特急列車の特に平日利用層が都内から春日部や栃木辺りが増えて 均一料金から距離別料金に変わって、値下げもしたりして 春日部以南のように一般列車も本数がかなり多く、 時間帯によっては座れるとも限らず、特急列車でも100qちょっとしか速度出してないような区間は 割安というメリットが出ますが、 上記の通り、日光線内になってくると、 100系・500系より5分〜10分ほど時間が伸びるとなると、接続の如何にもよりますが、 200円〜400円の差とはいえ同じ追加料金取られるならスペーシア/リバティ乗るってなってるのかもしれません。 車内の差も大きいし。 運用面でも、短編成特急はこれしか無いっていうポジショニングだったのが、3両で分割併合対応で性能も高いリバティが出ちゃってますし というわけで昭和や国鉄の優等列車の雰囲気ムンムンに感じたい方はぜひどうぞといった感じですね 関東地区じゃこれだけなので。 混んでないうちにってやつですね。 廃車も進んでますし、 500系リバティの増備が進む中で、公式発表は無いですが、全廃もそう遠い話ではないと思いますので。 2022年ダイヤ改正にて、現行のきりふり号はリバティけごんに置き換えられる予定で、 定期列車としての運用は全て消滅することになります。 …臨時列車用としては分かりませんが。 望み薄だとは思いますけどね。 1800系 350系と座席

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