東武電車図鑑9000系



運転範囲

東武電車第二世代の幕開け 実際は第二世代じゃないんですが、新性能電車としては確かに第二世代なので… そして唯一の東上線専用シリーズです。 1981年にて有楽町線直通対応車として登場 流石に前シリーズの8000系からは15年以上経つので、色々と新機軸を というわけで8000系と比較していきます。 8000系:抵抗制御 →低速時は抵抗を噛ませてモーターに電流を、高速域では抵抗通さずに送る 9000系:主回路チョッパ制御 →半導体にて高速で電気のon/offをして、電気制御をし、モーターに電気を送る 低速時はONの時間を減らし、平均電圧を下げる 速度が上がるにつれてONの時間を増やしていって、平均電圧を上げていくのがチョッパ制御のやり方 チョッパ制御のメリットは省エネ 抵抗はどうしても発熱を起こし、エネルギーの無駄が発生 熱はエネルギーの墓場 ただ、チョッパ制御装置は高いので、VVVFインバーター制御が普及するとこっちのメリット無くなっちゃいましたけどね。 そしてモーターも 8000系:直流直巻電動機 →アマチュア、フィールドそれぞれでコイル一本 フィールド側は弱め界磁で電流を弱めるのみ 9000系:直流複巻電動機 →フィールドのコイルがアマチュアと連動する一本とそれと別に分巻コイルの二本 分巻側の電流を弱めると回転数UP 分巻側の電流を強めると回転数DOWN →この回転数DOWNがブレーキとなり、 んで、抵抗ではなく架線(電線)に流すことで回生ブレーキとなります。 とまあ、省エネ性能は良いんですが、上記の通りチョッパ制御装置はお値段が高いし、複巻電動機は構造が複雑 この機軸の採用例は全国でも少なめ。 ただ回生ブレーキのメリットは大きいので複巻電動機を使うももっと簡略化したのが10000系 性能面はまあそんなとこにして 登場数年は9101Fのみ 有楽町線登場後に増えていき、9050系なるものも登場 こちらはVVVFインバーターを採用。 詳細は10000系にて 現在は有楽町線・副都心線・東横線直通のほか池袋発着の運用にも充当 現在は20000系が全て20050・20070の電動車を流用した20400系になってしまったので、 関東では貴重な主回路チョッパ制御車です。 ってか全国的にもあと現存するのはJR201系位なんですが、こちらはこちらで引退が発表されてるので、 もうこの9000系ぐらいしか見れなくなります。 他のチョッパ車(東武10000含めて)残るのは界磁チョッパ制御で、制動以外はほぼ抵抗制御と同じものなんで… 9101F これだけ地下鉄行きません 9004F 9051F

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